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「ベトナムでのぼったくり完全対策」の巻



前回のブログでは、あまり役に立たないであろう、ぼったくり対処法を紹介したが、
今回は、絶対にぼったくられない方法を特別にお伝えしよう。

タイトルにあるようにベトナムに限定してしまうと語弊があるかと思う、すんまへん、ベトナム。
ベトナムだけでなく、どこの国に行っても起こりうることで、タイ、インド、中国などでも同様。
もちろん、日本でもぼったくられるというか、騙されるというか、
消費者センターには今日もひっきりなしに問い合わせがきているはず。
だから、人間どこにいても騙されぼったくられ丸裸にされるわけで。


今回は飯屋にフォーカスしてどこにいても安全に定価で飯が食える方法をご紹介。

さてさて、
今回、ぼったくり対策で大変お世話になったのはこの方です!
はいっ!どうぞっ!ドンッ!

DSC05697.jpg



~ コンビンザン大衆食堂での一悶着 ~

コンビンザンとは平民?兵士?(どっちか)が食べるご飯という意味だそうで、
お昼になると、短時間でサクッと食べに来るおっちゃんらでどこのお店も混雑している。
日本で言うと、気軽に飯が食える吉野家みたいな存在ですかね。(でもおいらはすき屋が好き好き好きなんです)

どんな食べ物かって?
白いアツアツのご飯の上に、自分好みのおかずを5品ほどちょこちょこ載せてもらうだけ。
おかずは店によって違うが15品以上は最低ある。鶏肉を醤油ベースでくたくたに煮たやつとか、
野菜炒めみたいなやつとか、焼き魚とか、揚げ春巻きとか、その他諸々。とにかくうまい。
コンビンザンの相場は2万ドン(日本円は自分で計算して!1円=250ドンぐらい)

そんなコンビンザンのお店で、ホイアン市内でおいらが前々から気になっていて、
いつもシクロやタクシーのおっちゃんで溢れかえっているお店がPhan Chau Trinh通りのバス停の近くにある。

コンビンザン店


ある日の正午・・・
その店の近くを通ったので、ふらっと入ってみた。
選んだおかずをご飯にぶっかけてもらって、左手と右手に装備した箸とスプーンを使って、
一口食べてみるとOMG(オーマイゴッドね)。
ふと我に返り、気づくとそこには白い皿だけがあった。
とにかくおかずのクオリティーが高すぎてご飯が進む進む。
ご飯が口の中で喜んでいるのが分かるぐらい・・・

「私はご飯。醤油ベースの鶏肉君、一緒になってもらって良い?」みたいな感じで、
ごはんからおかずに絡みにいってやがるから、まー困った困った。その名も「中毒コンビンザン」。

心も胃袋も満足して、店を出ようと、おっとお会計を忘れるところだったみたいな仕草をしてから、
財布見たら・・・

しまった。。。5万ドン札しかないことに気づく。
でも、まー、大丈夫だろ、きっとおつりは返ってくるさ、となぜか楽観視。
店の出口付近にいたごっつい壊れたおもちゃみたいなおばちゃん(上の写真)に自然な感じで5万ドン札を出すと、

・・・・

・・・・ん?

あれっ?おつりは?

おばちゃん:「おつりなんてないよ、5万ドンだから!」

ハイキターーーーー!!!!2倍以上やないかーーーーぃ!

横でお会計してるタクシーのおっちゃんは2万ドン払っているにもかかわらず、平気な顔で、

おばちゃん:「だから5万ドンだよ、あんたは!外人価格よ!」


日本で1000円て聞いてた高速道路に乗って、支払いの時に、「2500円でーす!」って言われたら、
いやいやいやいやってなるのと同じ。全く同じ!!高速を逆走して反抗するから、まじで。


ここからは、前回のブログと同じくだり。。
やいやい20分ぐらいもめにもめ、結局諦めて帰ってきた。おつりは返ってこなかった。(いつもこんな内容でゴメンねゴメンね)


■もめた20分間で試みた手
①ホイアン在住アピール作戦(2年ここで働いているという嘘)
②店の味をベタ褒め作戦(この店の飯はホイアンで一番という嘘)
③警察を呼ぶふり作戦(携帯で店の住所をひたすら言う嘘)
④本気で泣きマネ作戦(涙出るまで顔くしゃくしゃにしてお願いと言う嘘)

上記すべて失敗。ケラケラ笑われた。お客から変人扱いされた。あほらしくなって、最後は諦めた。
でもその後1時間ぐらいずっと悔しかった。あんなにおいしいのに・・・
あんなにおいしい料理出すのに、外国人にだけ高い料金とったら、
外人リピーター増えないんじゃないかと(お店はそれを望んでいないかもしれないが)。
あの店を思う気持ちと、ぼったくられた悔しさが入り混じって、
血が出るまで拳を壁に打ち付けた。。(って言いたいが拳は嘘です)
しかし残念で残念で仕方なかった。



それから、1週間後・・・・リベンジに出る。


例の店の前を通った時に、

ピカピカピカーーー!ドドドーン!

神からの新たなお告げがおいらの脳天へ落ちてきた!

すぐに店の前にバイクを止め、店へ向かった。
ベトナムでは、バイクに乗るとき、サングラスとマスクを付けて乗るのはお決まりスタイルとなっている。
いつもそのスタイルでいるとたまにベトナム人と間違われ、ベトナム語で声をかけられる。

そう。。。。ベトナム人に間違われるのだ。(ざわざわざわ)

店の前に立った時、おいらはまだヘルメットサングラスマスク3点セットをつけていた。
いつもならバイクを降りた時点で外すはずなのに・・・ クックックック

3点セット


このかなりイケメンで水嶋ヒロ似の格好で店の中に入り、あの壊れたおもちゃなおばちゃんに向かって、
「コンビンザン1皿」と短いフレーズをバレないように言った。
おばちゃんはまだ気づいていない。(ざわざわざわざわ)
しかし、まだ越えなければいけない壁がある。。。おかず選び。

おかずの前に立ち、小さい声で「これ」を5回繰り返す。
おばちゃんをサングラス越しに覗き込むと、まだベトナム人と信じ込んでいる様子。

よし!きた!


選び終わると、すぐさまレジから遠いテーブルに座り、料理を待った。
まだ、3点セットを付けている(よく考えれば、店の中でこの姿も怪しすぎる気がする)。

油断はできない。ここで3点セットを外してはいけない。
店員がスープを運んでくるからだ。

スープが運ばれた(ざわざわざわざわ)。
一瞬おいらを見たが、大丈夫、顔は3点セットで守られているから、気づかれていない。
おいらは外人じゃないのだ!
おいらはこの店ではベトナム人なのだ!(外人て言葉差別用語みたいだけどここでは勘弁してね)

すぐに3点セットを外し、コンビンザンに手をつけた。
そこから気を失い、気づくとそこには白い皿だけがあった。やはりうまい。

まだやらなければいけないことがある。
最後の難関、支払い

3点セットを装備し、壊れたおばちゃんを目指す。
他の客が2万ドンを出しているタイミングで、
おいらもどさくさに紛れて、そっと2万ドンを出す。

「・・・」(ざわざわざわざわ)

何も言うてこない。

壊れたおばちゃんをチラっと見る。

他の客の対応をしている。



やった!やったよ!快挙だよママ!

おいらは2万ドンで飯を食えたよ!


おいらは、急いで店から出て、店の前で、3点セットを外し、すべてを空へと放り投げた。

そして、壊れたおばちゃんを見た!

おばちゃんが2度見、いや5度見ぐらいをし、目を擦っている。

あいつは、確か先週来た外人じゃないか、と驚きとしてやられた顔をしている。


そのタイミングでおれは、自由と平等、そして平和を意味し、ピースサインを突きつけてやった!

そして最後に、「お前の店は、一番うまいぜ!ご馳走様!あばーよ!」と言い放ってやった!


その帰り、おいらの心と胃袋が100パーセント満たされているのを感じた。

これから、あの店でベトナム人と同じ値段で食べることができるという喜びを身体いっぱい感じながら家へ帰った。




そして・・・その3日後

無性にコンビンザンを食べたくなってきた。

自信を持って、3点セットを装備し、

店へ向かった。

前回と同じように、静かにおかずを選び、コンビンザンを食べ尽くした。

そして壊れたおばちゃんに2万ドンを出した。


「5万ドンよ!あんた、前の外人でしょ!」



・・・あれっ?・・・バレた。。


・・・しかし、次の瞬間


「いつも来てくれるから、3万ドンでいいわよ」


えっ?へっ?ほぇっ?

壊れたおばちゃんがちょっと折れた。

すでに壊れているのにここでさらに折れたら、

ただのガラクタなおばちゃんになってしまうというのに、

それでも折れてくれた。

ありがと・・やさしい・・

定価より1万ドン高いが、

それでもガラクタになってくれた、おばちゃん。


おいらは妥協し、3万ドンを払い、

前回とは違う喜びを感じながら、家へと帰った。

おそらく通い続けるといつか2万ドンになるだろうと思いながら。




初心者がベトナムでぼったくりに遭わないための最良の方法は、

「3点セット完全ベトナム人化作戦」

ではあるが、

正直、回りを警戒しながら食べないといけない。

集中して料理を味わうことができるかというとそうでもない。



今回の壊れたおばちゃんとの一悶着の中で学び得たこと。

気持ちよくぼったくりに遭わない方法とは、

「愛情を持ってとにかく通う」ということだ。


お互い人種が違っても、我々は人と人。所詮人間。

必ず通じ合うことができる。

そこにたどりつくまでには時間がかかるかもしれない。

しかし、お店を想い、料理を想い、相手を想い続ければ、

必ず想いは届き、分かり合える。

それは、日本にいたって、中国にいたって、リビアにいたって、

どこにいても同じことだとおいらは信じている。

そこを乗り越えてこそ、見出せる喜びがある。

外人が異国に住む醍醐味はそこにもあると思う。

これから世界はもっと開かれ、多くの人たちが国境を行き来するだろう。

そうしたときに、

この「愛情を持ってとにかく通う精神」をおいら自身は意識して持ち続けていきたい。

そんなことを気づかせてくれた壊れたおばちゃんに心から感謝している。

また行くから、待っててね。


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感動

まず最初に謝罪を!!
過去のブログまで遡って読み漁っているストーカーちっくなわたしでゴメンさない!
こーじさん本当に文才があってぐいぐい惹き込まれます!!!
ホイアンでの暮らしぶり、それを伝えるこのブログ、
というかもはやこーじさんの人柄に惚れました。
またブログ書いてくださいね♪
書くと凝ってしまってなかなか筆無精になりがちな気持ちはなんとなぁくわかりますが、楽しみにしています!

コメントありがとうございます!

じゅんこさん

お久しぶりです!
わざわざブログまで読んでいただき、嬉しい限りです!
謝罪なんてとんでもない!ありがとうございます!
じゅんこさんのようなホイアン好きな方々に、リアルタイムのホイアンを
少しでもお伝えできるよう、これからも頑張ってブログ更新に努めます!
次回ホイアン来た際には、またバンブーホテルのグェンさんとその友人らで、
お食事しましょ~!!
日本でのお仕事などでぐったり疲れたときには、
サクっと気分転換にホイアンまでお越し下さい!
おもてなし致しますので。 

こーじ

はじめまして

今年、ベトナム旅行を考えてます。
で、こちらにたどり着きました^^拝見させていただいたんですが、面白かったです!!
やっぱり外国人価格なんて納得いかない(笑)
近くにいるベトナム人に一緒に注文してくれと頼んだちしたらダメなんですかね??

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

ごもっともです

はじめまして、感動してコメントしました。
いま中国に滞在しています。
先日はじめてベトナム訪れましたが、まさしくこのとおりぼったくられましたが、
やっぱり人と人は解り合えるまで時間をかけるものですね。
ほんとうにどの国も同じです。

コメントありがとうございます

yuezさん

コメントどうもです!
今中国ですか。色々と感じることが多い国で今を過ごしているようで、
羨ましいです。
私は、ホイアンにきてもう1年と半年が経ちますが、
愛情を持って通う精神を続けた結果、
ベトナムの両親のように優しく接してくれる屋台のご夫婦に
出会うことができました。
そこのうまいチャーハンの食べに週3で通っているほどです。
異国での出会いは、どこか特別です。
裏切られることもありますが、その一つ一つの出会いを大切にしていけば、
きっと良いことがあると信じています。
また、時々ブログ更新していますので、
よければ、ご覧ください!
プロフィール

Author:jiko1180
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